
国内屈指の大型高配当銘柄である
私のように配当金再投資戦略を採っておられる方々にとって
JTは国内株の中では本当に魅力的な銘柄です。
JTは国内株の中では本当に魅力的な銘柄です。
今日時点(12/12 16時)でのデータですが
株価:2,498円
配当利回り:6.16%
となっております。
株価は戻してきたとはいえ、
配当利回りは未だに6%超え。
●独占企業
●高い粗利率
●グローバルシェアトップ5入り
という、国内株の中でも相当優秀な
大型株が、ここまで高配当なのです。
そりゃあシーゲル先生に影響を受けた
投資家は買いたくなります。
ただいくつか不安点があります。
●減収減益はいつまで続くか
●電子たばこ事業の出遅れ
●連続増配は続けられる?
特に連続増配についての注目が大きいでしょう。配当性向が70%を超えるのがネックとなります。
ただし業界大手のMO(アルトリア)、PM(フィリップモリス)、
BTI(ブリティッシュアメリカンタバコ)などの配当性向はJTより高くなっていますので、
グローバル基準としては増配余地があると言えるでしょう。
BTI(ブリティッシュアメリカンタバコ)などの配当性向はJTより高くなっていますので、
グローバル基準としては増配余地があると言えるでしょう。
問題は日本企業は大抵、業績が落ちると平気で株主利益を犠牲にすることです。
要するに減配です。これをやったらJT株は一気に売られるのでは、という恐怖感があります。
ちなみにJTは30年連続で減配なし
国内株では超優秀です。
さて本題の「減配の可能性はあるか?」
についてですが、
第1候補:配当維持(年間154円)
第2候補:微増配(増配率3%以下)
と予想します。
根拠は以下の通りです。
根拠①:グローバル企業としての矜持
早速浅い根拠なのですが(笑)
世界で戦うJTですので、当然アルトリアグループをやフィリップモリスを意識しています。
投資家から金を集める上で配当金及び増配というファクターは非常に重要です。
そしてJTも30年連続で減配していないという事実は経営陣にとっては
大きく重いプレッシャーとなっているでしょう。

投資家から金を集める上で配当金及び増配というファクターは非常に重要です。
そしてJTも30年連続で減配していないという事実は経営陣にとっては
大きく重いプレッシャーとなっているでしょう。

根拠②リストラと資産売却
JTは今年に入ってから
●リストラ実施
●本社ビルの売却
●韓国企業の株式売却
を行なっています。経営が苦しくなっている証左と捉えるのは簡単ですが、
この会社の利益率がグローバル基準では低く、
経営の効率化を進めているという捉え方が正確な気がします。
またこれら売却で得た資金は配当原資にもなり得ます。
できればM&Aに使って欲しいですが。
この会社の利益率がグローバル基準では低く、
経営の効率化を進めているという捉え方が正確な気がします。
またこれら売却で得た資金は配当原資にもなり得ます。
できればM&Aに使って欲しいですが。
以上2つの浅い根拠ですが、私は今回の決算で
増配無し・配当維持
となると予想します。
増配無し・配当維持
となると予想します。