
※アフィリエイトはございません
最近株価が高すぎて、買いたくても買えないため、
投資からちょっと離れた記事ばかりです(笑)
今回は東洋経済新報社が出版しております
「会社四季報 業界地図」
に関する記事です。
皆様は購入していますか?
私は毎年買っております。
業界全体を俯瞰できる!
結局のところ、これが理由で私は買っています!!様々な業界をビジュアル的に分かりやすい文章を交えて説明してくれています。
僕は個別銘柄分析の際に、その銘柄の業界での立ち位置などを確認するために使っています。
例えば私の買い増し候補であるXOM(エクソンモービル)について。
私はアホで単純な人間なので、連続増配だとか、利回りが高い、営業CFマージンが・・・・
とか数字に気を取られることが多いのです。
そして数字を見て「買いたい買いたい」という熱を帯びてくる(笑)
そんな時に業界地図を見て、
「待てよ、そもそもXOMは業界的に見たらどうなのだろう?」
「へー純利益は民間首位のRDSbと大して変わらないなぁ」
「原油・天然ガス生産量ではXOMが民間首位かぁ」
「マレーシアのペトロナスって企業も良い利益出してるな。どんな企業だろう?」
等々・・・ちょっと近くなっている視線を離して、業界を見渡すことで冷静さを取り戻すのです。
業界天気予報も参考になる
各業界のページの右下に「業界天気予報」というものが記載されています。今年度と来年度の業界需給予測などから、業界全体の先行きを晴・曇・雨で表します。
ちなみにXOMのエネルギー・資源業界の2020年度予測は「薄曇り」です。
「薄曇り」は「停滞期を抜けて、市場に好転の兆しが現れている」という定義です。
記者コメントを要約すると「停滞期は抜け出したけど、地政学リスクとかあるから不透明感残る」
そして地政学リスクって何よ?とか他の要因は何があるのよ?
とかそんな説明もしっかり載せてくれています。
誌面上文字の制約があるので、簡潔で分かりやすいです。
記者のチェックポイント
各業界のページの右側に「四季報記者のチェックポイント」というコーナーがあります。エネルギー業界に関しては「原油価格はシェール増産に左右」と記載されており、
その内容について簡単に説明されています。
シェールの採算ラインは1バレル=50ドルで、原油が50ドルになるとシェール開発ペース上がるよ~とか。
これも誌面制約上、そんなに詳しい記事を載せられる余裕がないので
非常に簡潔的かつビジュアル的に描かれています。
またもっと業界を勉強したい人向けに、書籍やウェブサイトを紹介してくれていますね。
あとこの欄って就活生の方にも役立つのではないでしょうか。
業界の変動要素とかも知ることができるので、業界研究に使えると思います。
面接官に「この子、ちゃんと研究してきてるな・・・・」
と思わせて差を付けることができるかもしれませんね。
資本関係や意外な協力関係を知る
業界地図の良いところをもう一つあげると、業界各社の意外な関係を知ることができることかと。携帯電話業界が最も良い例かと思いますが、この業界にあまり詳しくない方で、
例えばKDDI関連に絞ると
「KDDIってUQモバイルの親会社だったの?」
「いつの間にビッグローブ親会社ってNECからKDDIになったんだ・・・」
「KDDIってNTT子会社(NTTコミュニケーションズ)にも回線提供しているのか!」
等々、色々な事を発見できるかと思います。
あともう一つの効能として、ここで知った知識は「職場で自慢できることが多い」です(笑)
まとめ
という訳で、東洋経済新報社の「業界地図」について、簡単に紹介させていただきました。書店の株・投資コーナーには必ず置いていますので、立ち読みだけではなく是非買ってみて下さい!
投資家なら損は無いかと思います。
ただ1点。
スマホで電子書籍版を読むのは止めた方がいいです。
読みにくいし、電子書籍版は検索機能とか使えないです・・・
※このことは電子書籍版の購入ページに記載されています
タブレットとかPCであれば良いですが、持っていない方は紙媒体を購入しましょう。
以上、注意書きを無視してスマホ版を購入して読み辛くて困っているマッキーノでした(笑)