SPYDはS&P500高配当指数連動型ETF!
まずは基本データをどうぞ!
連動指標 | S&P 500® 高配当指数 | ||
---|---|---|---|
経費率 | 0.07% | ||
配当利回り | 4.0~5.0%付近 | ||
配当月 | 3/6/9/12月 |
SPYDは低コスト・高利回りを実現しています。
S&P500の株式の中から、特に配当利回りの高い
均等分散投資、という意外と珍しい投資方針です。
SPYDはどんな銘柄に投資している?
VYMやHDVとはまた全然違った構成銘柄になっています。
ゼロックスやターゲットなどが上位にランクインしているあたり
高配当株式ETFの中でもSPYDはかなりクセが強いことが分かります。
※ゼロックス(XRX)については
前職との縁で銘柄分析を行っています。
SPYDのセクター構成比率は?
SPYDはクセがありまして「不動産」「一般消費財」「公益」が
上位3つを占めています。特に不動産、公益、というあたりが
高配当株式ETFの中では相当珍しいのです。
下記は競合商品となるVYMとHDVのセクター構成比率です。
比較してみると非常に興味深いです。
如何でしょうか?
VYMは「金融」「一般消費財」「ヘルスケア」
HDVは「エネルギー」「通信」「ヘルスケア」
となっています。
SPYDのセクター構成比率はかなりクセがあり、
HDVなどと組み合わせてセクター補完をしても良いかもしれません。
配当金について
SPYDの配当金と配当日については以下の通りです。
落ち日から支払日までが短いのはETFの特徴でもありますね。
※個別株は支払日が翌月になる場合が多い。
※ 日本株は3か月くらい後になる・・・・
配当額 | 配当落ち日 | 配当基準日 | 配当支払日 |
---|---|---|---|
0.4972 | 2019/12/20 | 2019/12/23 | 2019/12/26 |
0.4447 | 2019/9/20 | 2019/09/23 | 2019/09/25 |
0.462 | 2019/6/21 | 2019/06/24 | 2019/06/26 |
0.3394 | 2019/3/15 | 2019/3/18 | 2019/3/20 |
年間配当金額と増配率の推移です。
設立されて間もない商品ですので、グラフもこれだけです。
一回減配はしていますね。
高配当株式ETFは割と減配するので、
その点は割り引いて考えておく必要があります。
SPYDの運用成績は?
Portfolio Visualizerによるバックテストの結果です。
上のバックテスト条件は2015年~2019年間での運用で
配当金再投資込みです。比較インデックスとしては
バンガードS&P500指数としました。
パフォーマンス順に並べると、
S&P500指数>SPYD>VYM>HDV
となります。
どの高配当株式ETFもS&P500指数には劣りますが、
概ね良好な成績を残しています。
SPYDは運用開始年が2015年9月と比較的新しいファンドですが、
運用成績は素晴らしい、といえるでしょう。
ただしリーマンショックなどの恐慌状態を経験していない
銘柄でもありますので、その点は割り引いて考えておきましょう。
まとめ
私のポートフォリオ内においては全体の25%前後を
VYMとSPYDの2つで占めています。
現状ではVYM>SPYDというシェアなのですが、
今後はVYM=SPYDまでもっていこうかなと思っています。
インカムゲインという観点からすれば、
紛れもなく優秀なETFですよ。