SPYDは前年同月比で約22%の増配!
今年9月度の配当は前年同月比で40%以上の減配となっていたSPYDですが、
12月度の配当は何と前年同月比で約22%の増配となりました。9月度と比較すれば倍以上の配当を支払ってくれることになりました。
【SPYDの2020年12月の配当金】
1株あたり0.607ドル(前年同月0.497ドル)+22.1%増
SPYDは高配当利回り順に80社均等投資という特性上、
またゼロックスなど市場縮小によるオワコン企業であっても
利回りが高ければ採用されるという”不合理性”も持ち合わせています。
正直、12月も減配するだろうな・・・とか期待しないで
待っていたら嬉しいサプライズでした。株の本場である米国ファンドの
底力を見せつけられた気分です。
年間配当金は計1.632ドルとなります。
前年の配当金は計1.746ドルですので約6.6%の減配となります。
しかしコロナ禍で、このポートフォリオで、よく6%くらいの減配で済んだな、
というのが正直な感想です。
信じて買い続ける”勇気”を持とう!
SPYDは今が買い時なのでは?という記事を書いたことがあります。
結果として信じて買い増しを続けて良かったです。
株価も以前よりは上昇していますし、配当金もそこまで大きく減配せずに
高配当株式ETFで最も弱そうなSPYDが”踏み止まった”という印象を投資家に
与えてくれたように思えます。といってもSPYD自体のパフォーマンスはまだ回復途上ですがね。
生き残れ!!
SPYDのようなETFや個別銘柄が、コロナウイルスの影響などを鑑みても「本来価値(バリュー)と株価が乖離している」と判断して買い増しを続けていけるかどうか、これは市場での経験値も響いてくると思います。
コロナショックが発生した今年の春先でデビューしたての投資家が一気に心を折られたかと思いますが、リーマンショックを経験して生き延びた投資家の皆様は慌てていませんでしたね。
Twitterを見ていると経験の長い方と短い方とで対応が全然違いました。
投資歴が短い人は「売りました!撤退しました!」というツイートが多く、
投資歴が長い人は「バーゲンセールだ!」と喜んでいる人が多かった印象です。
※あくまで印象論なので論理も何もありません。悪しからず。
コロナショック当時は日経平均もダウもダダ下がりでしたね。
しかし投資歴の長い人ほど「本来価値(バリュー)と株価が乖離している」ことを
見抜いて買い増しを続けました。
リーマンショックの教訓から「即致命傷ではない」「市場に致命的な変化は起きていない」「中長期的に経済回復が進むから、ここが買い時」であることを知っていたことは大きいですね。
私もリーマンショックで学んだクチですが、今回のコロナショック、そこからの株価回復(上昇)という経験を次のリセッション時に活かしていきたいですね。
大切なのは「生き残ること」ですよ!