XOM(エクソンモービル)、予想以上の損失可能性
今月30日にXOM(エクソンモービル)が第3四半期決算を発表しますが、
3四半期連続で赤字を計上するのは36年ぶりとのことです。
エクソンモービルがその歴史において最も苦しい状況に追い込まれています。
最新の株価チャートを見てみましょう。
株価はここ20年では最安値圏です。
配当利回りは10%を超えるなどの異常値です。
RSIは売られすぎの水準です。
正直、購入したい欲望に駆られてきますね。
原油市場はようやく回復基調になってきましたが、
まだまだ供給過剰です。これもロシアが協調せずに生産過剰になり、
コロナによる交通需要激減が追い打ちとなったせいです。
原油価格は一時期タダ同然の価値にまで落ちました。
そこから巻き返しはしましたが、まだまだ激安です。
オイルメジャーにはキツい状況が続いています。
ところでエクソンモービルの連続増配年数は37年でした。
増配記録は途絶えましたが、37年という数字は立派です。
しかしこの増配記録が途絶えたこともあって、
投資意欲が薄れている方も多いのではないでしょうか。
かくいう自分もかなりビビっています(笑)
バフェット太郎氏は黙々と買い増し
米国株業界の第一人者であるバフェット太郎氏は
今年の8月もご自分のルールに従い黙々とエクソンモービルを
買いましておられます。
ここが投資家としての凄みではないでしょうか。
以下、氏の記事から引用しますと
原油にネガティブな人ほど電気自動車の普及でガソリン需要は激減すると考えていますが、世界的に見れば未だガソリン需要は旺盛であり、原油需要のピークは2030年以降であることを考えれば、割安なエネルギー株に投資することで、将来、大きな値上がり益と配当の両取りが期待できます。
これは私も(私ごときも)同じ意見でして、全世界において原油需要が
激減することは考えづらいと思われます。感染症リスクが解決されれば移動需要は
復活し、オイルメジャーの業績も徐々に回復してくるでしょう。
つまりエクソンモービルの株価はかなりネガティブに評価されており、
買い時と判断しても差支えはない、と思われます。
悲観に満ちた相場でこそ買う
ことが大きなリターンをもたらしてきたことは、
バリュー株投資家なら誰もが学んできたことです。
投資家は勤勉な方が多いですし、頭では理解されています。
でも恐怖心が勝って手を出せない。
しかしバフェット太郎氏のように
機械のごとく、淡々と買って、配当金を得ながら保有する
この投資ができる人こそ最大のリターンを教授できるのです。
私も何回もこの主張をしていますが、
やはり機械に成り切れていないようです。
未熟、の一言。
やっぱり投資は機械の如く、淡々と続けていくしかないようです。
投資ってメンタルなんだなぁ、と痛感中・・・。