生産数の減少幅は回復傾向
欧米では新型コロナウイルスの第二波への懸念が高まっていますが、いち早くコロナから立ち直った、立ち直りつつあるアジア各国を中心とした需要増加により、日本の自動車メーカーの生産数は回復傾向にあります。
それぞれ国内自動車メーカー8社の世界生産数を、前年同月比の生産数を割合で見て行きますと、
5月が61.4%減、6月が25.6%減、7月が14.1%減、そして最新8月は12.3%減となりました。縮小幅が狭まりつつありますね。
自動車の需要増=世界経済の回復へ
トヨタは想定を上回るペースで世界販売数が増えているようです。日本と中国での販売数が伸びていることから、コロナの影響が少なかった、立ち直った国から順に需要が回復しつつあるようです。
自動車は個人向けには高額な製品ですし、法人向けにはリース契約などが多いですし、車検などの付随サービスが多岐に渡ります。ガソリンもまた重要な付随サービスですね。
この自動車への需要が回復しつつあるのは朗報でしょう。
長距離移動の需要回復が最も重要か
自動車などの生産数が回復しても、アフターコロナにおいて重要なのは移動需要の回復だと思います。
私は鉄道業で現場勤務なのですが、最近は売上が戻りつつあります。定期券や短距離移動ですね。でも遠距離需要の回復は去年比で3割ほどです。この遠距離需要が戻らないと真の回復とは呼べないでしょう。
鉄道、航空業界の需要回復は観光収入に直結します。日本がインバウンド収入に頼ろうとしていた昨今、インバウンド頼みへの警鐘を鳴らす意見もありますが、結局のところインバウンド収入は大きいわけです。遠距離移動への需要が増えれば、ホテルや飲食など観光に関わる業界が生き返ります。
旅行、したいですねぇ…
旅行してないです。
旅行したいです。
見たことのない景色。
また見たい景色。
旅行は心を癒してくれます。
早く元どおりになることを願って。