過去51年で55回目の増配!!
MO(アルトリアグループ)の第2Q決算が発表されました!
(百万ドル単位)
総売上:6,367(前年同期比3.8%減)
営業利益:2,859(同2.6%増)
帰属純利益:1,943(同2.7%減)
※なお調整済EPSは1.09ドル(同0.9%増)
結果としては減収増益
アメリカのコロナ感染状況を考えれば上出来ではないでしょうか。
たばこ、という景気に左右されない製品を扱う企業の強みが発揮されています。
半期決算を終えての総括について
決算書には以下の文言がありました。
少し長いですが引用します。
2020年度を半分終えての総括です。
“Despite the challenges of the COVID-19 pandemic in the U.S., our employees continue to execute against
our 10-year Vision with strong focus and commitment. Over the first-half of 2020, we believe Altria showed
resilience in volatile market conditions, growing adjusted diluted earnings per share by 8.5%, driven by the
outstanding financial performance of our core tobacco businesses. We’ve also hit key milestones and made steady
progress behind our noncombustible product portfolio.”
超ざっくりまとめると以下の通り。
「たばこ事業の強さにより、2020年度前半の調整後EPSは前年比8.5%増加した」
コロナウイルスの感染者数で世界トップとなり、終息の気配が見えない
アメリカにおいて、MO(アルトリアグループ)は比較的安定した業績を
出せていますね。
繰り返しになりますが、たばこ事業は景気に左右されないということが
最大の武器ですね。コロナ禍で景気の落ち込みは避けられない状況ですが、
MO(アルトリアグループ)は一定の強さを引き続き発揮していくものと思われます。
配当金について
“We’re pleased to announce that yesterday, our Board declared a quarterly dividend of $0.86 per share,
representing a new annualized dividend rate of $3.44 per share and an increase of 2.4% from the previous
annualized rate of $3.36 per share. This dividend increase marks the 55th dividend increase in the past 51 years,”
まとめると以下の通りです。
「四半期の1株あたり配当金は0.86ドル、年間配当金を3.44ドルに決定。
これで2.4%の増配となり過去51年で55回目の増配となった」
ということでMOが連続増配記録を更新してくれました。
半世紀以上に渡って増配を続けてくれる企業、素晴らしいですね。
たばこ事業の今後
懸念点としては世界的に「嫌煙」ブームが来ていること。
特に先進国ではその傾向が顕著になっています。
また投資家においてもSDGs、ESG投資など、たばこに対する
逆風が吹いています。株価も低迷しています。
だからこそ美味しい
と思うのは逆張りが過ぎるでしょうか?
配当金をきっちり出し続けてくれるたばこ会社を
適度に愛していく方針に変わりありません。
といっても”適度に”愛していきます。
買いすぎてたばこ事業に偏るのは危険ですからね。
適度に分散が望ましいですし、その方針も変わりません。
増配銘柄で「お金に働いてもらう」
MOの株を持っているだけで不労収入が増える
これってまさに「お金が勝手に働いてくれる」ということですね。
例えばMO株を1万株持っていれば年間336万円→344万円と年間8万円の
収入増になるということですね。すんごい単純計算ですが(笑)
連続増配銘柄に投資をすることは
「お金に働いてもらう」ことの究極形なのかもしれません。
もしリタイアして配当金がメイン収入となったとき、
そのメイン収入が毎年着実に増えていってくれると有難いですよね。
もっとお金に働いてもらう為に、
これからもMOやJNJのように連続増配銘柄の
保有株数を着実に増やしていきたいものです。