鉄道運賃は増税以外で変更したことがない
JR東日本が運賃変更を検討しているようです。今朝の日経新聞の記事から引用します。
JR東日本の深沢祐二社長は7日の会見で「ダイヤや運賃などの見直しを検討している」と述べ、時間帯別の運賃など柔軟な体系を考える方針を示した。新型コロナウイルスの流行による旅客利用の低迷が背景にある。
(中略)
需要の落ち込みが続くうえ、利用形態も変わってきた。朝の通勤時間帯の利用ピークはコロナ前より早い時間帯へ移っている。深沢社長は「(乗車の)ピークをシフトするような体系が考えられる」と説明した。
日本経済新聞7/8朝刊より
という訳でただ運賃を上げるというよりは時間帯別運賃の採用を検討するなど、今は模索中というところでしょうか。
もし消費増税以外の要因による運賃改定は少なくとも民営化後では初めてではないでしょうか?
運賃は自由に変えて良いと思う
JRはJTやNTTと同様に、元は国有企業でした。のちに大赤字を抱えて民営分割化されましたが、そのうち少なくともJR東海、JR東日本は民営化後の業績は順調そのものです。TOPIX core30に2社とも選出されており、日本を代表する大企業です。
しかし民営化されても国の指示には逆らえません。運賃改定は国の認可が必要です。民営化からこれまで大きな需給の変化が起きていなかったのが事実ですが、コロナウイルスが大きな需給変化を促しました。時代が急速に変わりつつあります。
需給に合わせてモノやサービスの価格は変化して当然です。公共交通機関だから、という言葉がよく聞かれますが、JR東日本の株主からすれば配当金の源泉たる利益のために出来ることはやってほしいですよね。もちろん株価回復のためにも然りです。民営会社、上場企業という立場からすれば、もっと自由にやっていい。運賃なんかは特に。
正直、鉄道収入と駅ナカ収入、そしてオフィスビル収入という必殺コンボがコロナのせいで威力半減となっている今、運賃値上げでもしないとやってられません。運賃変更も仕方ないことではないでしょうか。
生活コスト増を補うには「投資」しかない
生活コストは上がる一方ですね。社会保険料も上がるし、税金は言わずもがな。給与も大きく上がることはないでしょう。
だからこそ政府も投資を促している面があるのでしょうか。預金金利は恐らく当面(一生?)上がらないでしょうから、コスト上昇を吸収するには、投資によるキャピタルゲイン(値上がり益)やインカムゲイン(配当金収入)、或いは副業収入を得なければなりません。
国が投資を促す背景は上記の通りですが、我が国ではまだまだ「投資=ギャンブル」的なイメージが強く。そうではないですよ、と国も「つみたてNISA」などの制度をつくりましたが…貯蓄から投資へのシフトはなかなか難しい様子。
誰でも出来る投資法、という観点からはインカムゲイン狙いの長期投資がオススメだと私は思います。バイアンドホールドし、配当金を再投資することで資産を効率的に雪だるまの如く大きくしていく。少なくとも私にはぴったりフィットする投資法です笑
配当金収入(インカムゲイン)が月5万円くらい得られるようになると考え方が変わる、というツイートを以前見かけたことがあります。私が今ちょうどその域です。もちろん経済的自由には程遠いですが。
月5万円の不労所得。ちょっとしたアルバイト収入が「働かずに」手に入る嬉しさ。いいですよね。
生活コスト増を補うために一生懸命仕事をするのは悪くないですが、そこで得た収入を投資に回すことで、より多くの収入を得られるようになります。
資本に参加しよう
株式投資をすることは企業経営側に参加する権利を得ることでもあります。もちろん決議投票もできますが、最大のメリットは不労所得たる配当金だと思うのです。
例え少額でも株式投資をすることで、貴方は資本側へ参加したことになります。お金を稼ぐ側から、お金に働いてもらう側への第一歩を踏み出したことになります。
JR東日本の運賃改定の話から少し大袈裟になりましたが、生活コスト増への対策として「投資」をすることはもはや必然かなと思います。
当ブログで記事を書いている管理人の思考は浅いですが、お読みいただける方の参考になれる記事作理を目指して参りますので、これからもよろしくお願いします(何の話だ)