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【駅員の裏話】人身事故について

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人身事故の対応をしたお話

 

先日、といっても結構前ですが、

某駅で発生した人身事故の対応をしてきました。

 

男性が線路内に侵入し、電車に轢かれたという事象です。

恐らくですが、酔客だと思われます。

酔っぱらってよい気分になっても電車に轢かれては意味ないですね。

 

今回は私が経験した人身事故について

現場のリアルをお伝えします。

ご興味があればどうぞ!

 

①人身事故発生の一報

 

私はその日、内勤の仕事でした。

23時頃には仮眠時間に入っていたのですが、

遅番勤務の者に叩き起こされました。

 

「隣の駅で人身事故発生です!現場行くので付いてきて!」

 

例え仮眠時間でも、事故の早期復旧は最優先事項。

まだ眠りについて30分くらいでしょうか。

超眠かったですが、素早く準備をします。

内緒ですが、本当に寝ぼけていたのでしょうか、

上は制服、下はパジャマで飛び出そうとしていました。

 

ヘルメットや安全チョッキなど線路内に降りる準備を

して、いざ隣駅に出発です。タクシーで向かいます。

 

②現場に到着!まずは対象者の発見を

 

現場に着いて真っ先に行うことは状況確認です。

対象者の発見、目撃者の発見、運転士や車掌への確認など。

あとは警察と救急手配ですね。

 

その日、対象者は先頭から3番目くらいの車両の下で発見されました。

声掛けをしましたが返答なし。

漂う血の匂いからし

「あっ、死んでるな・・・・」

と分かりました。

エグいほど血が匂っていました。

ていうか覗き込んだ時に大量の血が見えたんですよね・・・

 

対象者は車両の下敷きにはなっておらず、

救出作業は比較的カンタンでした。

特に目立った損傷もないので、死体の搬出と

遺留品を探すだけです。

 

③警察と救急と連携して救出作業開始!

 

警察と救急が素早く到着してくれたので、

救出作業を開始しました。

 

救急隊はすぐに車両下の対象者の元に向かいます。

すぐに死亡していることの確認が取れ、

担架を使って搬送作業に掛かります。

 

警察は現場検証を行います。

目撃者などに事情を訊いてもらっています。

駅員は遺留品の捜索を行います。

もちろん、遺留品は後ほど警察に引き渡します。

 

その日は警察も救急も鉄道人身事故に慣れていたので、

すべての動きがスムーズでした。

 

警察が救急に対して、死体の損傷具合を確認した際に、

ベテランっぽい救急隊員の人が

「五体満足だよ!死んでるけど!!」

と言っていたのが印象的でした。

 

手足がバラバラになっていると、

復旧まで大幅に時間が掛かるので、

これは大切な確認事項なんですね。

 

なんせ手足が捥げていると、

どこに飛んでいったかが分からないことが多く、

隣接する線路や、駅によっては駅外の路上にまで

吹っ飛んでいる可能性もあるのです。

発見するのにすごい時間が掛かるわけです。

警察の方はそりゃ大変です。

手足を含めて”遺留品”ですので・・・。

それを一緒に探す駅員も辛いんです。

恐る恐るホーム下とか線路内を探す恐怖。

特に夜は怖いです。

急に手とか見つけると超ビビります

 

④死体をホーム上に搬出!対象車両を動かして遺留品捜索開始!

 

死体をホーム上に搬出します!

結構な力仕事なのですが、

さすが救急隊員の方はお強いです。

あっという間に引き上げてくれました。

 

死体の損傷がないので、

これで一旦、救出作業は終了です。

 

続けて、対象車両がこの後も運転できるかのテストを行い、

動かせるのであれば運転を再開します。

再開させて、またすぐに運転を止めます。

最後の遺留品捜索を行うためです。

これはなるべく短時間で行うので、

駅員と警察が総出で行います。

 

今回は免許証などを発見できたので、

警察が身元確認できるということでホッとしていました。

身元確認できないと大変らしいです。

 

⑤完全に運転再開へ!駅員は撤収作業へ

 

遺留品捜索が終了したら、運転を完全に再開します。

救急は死体の搬送、警察は防犯カメラの確認をする人以外は撤収です。

駅員はホーム上に血が残っていないかを確認して、掃除してから撤収です。

 

人身事故対応を終えるまでは1時間程度で済みましたが、

片付けにも1時間かかってしまい、自駅に戻ってきたのが

1時30分になってしまいました。

 

それから報告書を作成します。

これは事故直後に書かなければなりません。

なるべく状況を覚えている内に書くことが

求められるからです。

 

報告書を書き終えたのが3時頃。

ちなみにその日(非番)の勤務開始時間は4時30分。

 

風呂のこと考えたら1時間も寝れないじゃん!(絶望)

 

結局その日は20分くらいウトウトして、

勤務を再開したかたちです。マジで辛かった・・・。

 

⑥勤務終了・・・即帰宅

 

人身事故の対応をした者は勤務終了後に即帰宅を

命じられます。寝不足で免疫低下しているし、

何より疲労度が半端ないからです。

仕事が残っていても帰宅です。

報告書を書き終えていれば帰宅命令が出されます。

 

ちなみに強者は、ここから焼肉とか寿司を食べに行きます。

人の肉片を見た後でも、腹が減れば焼肉だって寿司だって食べれるのです。

ちなみに私は焼肉を食べに行きました(笑)

転職をする前はこういう死体に触れたことはありませんでしたが、

慣れるものですね・・・。

 

ということで、人身事故について書いてみました。

細かい時系列を書くと色々とマズいので抜粋した感じですが、

人身事故現場の状況を少しでもご理解いただけたら幸いです。

 

結局は、警察の現場検証を終えないと

再開ができないのですよ・・・これがまた長いのです。

 

「死体を片付けて、とっとと運転を再開しろよ!」

と思われる方も多いと思います。

私もそう思っています。

 

しかし警察は現場検証をする必要がありますし、

状況によっては遺留品捜索に時間が掛かるケースも多く、

特に手足の一部が見つからない場合は隅々まで探さなければいけません。

そんなこんなで、やっぱり運転再開までは最低1時間から2時間は掛かります。

 

コロナ後、人身事故が増えました。

株で損をした、仕事が無くなった・・・

いろいろな理由で自殺する人がいます。

 

でも電車に飛び込むのは止めてください・・・・

 

駅員からの切なる願いです。