ダウの犬投資法2020の途中経過!!
ダウの犬投資法とは、
①ダウ工業株30種の中で配当の高い銘柄を上から順に選ぶ。
②上位10銘柄を均等に買ってポートフォリオを組む。
③配当金は再投資する
④年度末に銘柄を見直し、リバランスを実施する
これを毎年繰り返していくだけ、というシンプルな投資法です。
しかしこの投資法は市場平均を上回る成績を残すことも多く、
非常に有用な投資法です。
均等投資というのがポイントですよ。
今回はPortfolio vizualizerを使って
現時点での成績を調べてみたいと思います。
なお1万ドルで投資をした場合のリターンになります。
なお2020年版ダウの犬の構成銘柄は下記の通りです。
※銘柄並び順は2020年の年始の配当利回り順となっています。
銘柄 | ティッカー | 配当利回り |
---|---|---|
ダウ・ケミカル | DOW | 6.79% |
エクソンモービル | XOM | 7.38% |
アイビーエム | IBM | 5.35% |
ベライゾン | VZ | 4.35% |
シェブロン | CVX | 5.59% |
ファイザー | PFE | 4.50% |
スリーエム | MMM | 3.80% |
ウォルグリーン・ ブーツ・アライアンス |
WBA | 4.42% |
シスコシステムズ | CSCO | 3.20% |
コカ・コーラ | KO | 3.60% |
現時点の成績は・・・?
現時点では市場平均(ダウ30)に
負けております・・・
これは恐らくですが
エネルギーセクターのXOMとCVXが足を引っ張ったのでは
ないでしょうか?エネルギーセクターはコロナ以前に
政治的リスクによる原油安で打撃を受けていましたからね。
ダウの犬、利回り上位5社に絞った場合の成績は?
ダウの犬をさらに縮めて
配当利回りTOP5に絞った場合の成績はどうなるでしょうか?
そのTOP5の銘柄は
アイビーエム
ベライゾンコミュニケーションズ
ですね。
ということでこれも市場平均に負けております。
素直にダウ30の市場平均を買っていた方が
傷は浅く済んだということになります。
※コロナショックで双方リターンマイナスですね・・・
エネルギーセクターを抜かしたダウの犬TOP5は勝てるのか?
上述しましたがエネルギーセクターはコロナショック以前に
原油安に見舞われて業績に大きな打撃を受けています。
このエネルギーセクターを抜かした場合は
市場平均に勝てるのでしょうか?
ということでXOMとCVXを抜かして、
下位銘柄を繰り上げて組み立てると
アイビーエム
ベライゾンコミュニケーションズ
になります。
それでは結果は・・・・
あ、勝った
ということでエネルギーセクターを抜かした場合だと
市場平均を上回る成績になりました。
今後のエネルギーセクター巻き返しに期待
簡単にシミュレーションをしてきましたが、
これはあくまで途中経過です。
2020年も既に折り返し地点が近くなっています。
年度末(米国株は12月)にはどのような結果になっているでしょうか。
コロナショックは挽回できているのでしょうか。
私はエネルギーセクターも全体の1割程度は保有しているので、
エネルギーセクターの巻き返しに期待しています。
保有株だとエクソンモービル(XOM)とロイヤルダッチシェル(RDSB)ですね。
どちらも高配当ですので、早期リタイアのお供として欠かせません。
業績、配当金ともに期待していますよ!
エクソンモービル(XOM)の分析記事です。
連続増配年数50年を目指してほしいです。
コロナ禍でも配当方針に大きな変更なしです。
ロイヤルダッチシェルの分析記事です。
こちらは英国ADR銘柄です。
戦後以来の減配をしたことで
インカムゲイン投資家から悲鳴があがりました(笑)
その減配についての記事です。
ロイヤルダッチシェルがまた配当金を戻してくれることを期待しています。