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【比較】世界たばこメーカーの利益率を比べてみました

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たばこメーカーは高利益!

 

たばこメーカーは大きな設備投資を必要とせず、

それでいて価格弾力性が低い製品を提供しているので

利益率が高くなっています。そのため配当金も高く、

インカムゲイン狙いの投資家からは人気が高いです。

 

一方で健康に悪いということで、たばこは世界的に

嫌厭されるようになってきています。

電子たばこに活路を見出している状況で、

これまでの主力製品である紙巻きたばこは需要が減ってきています。

 

またESG投資が主流になってきており、

たばこメーカーへの投資はそれらの方針に反することもあり、

機関投資家からの資金流出が続いており、株価は低迷を続けています。

 

今回は高利益、高配当利回りだけど株価が低迷している

たばこメーカー4社の数値を比較していきます。

どれもインカムゲイン投資に適した銘柄ですね。

 

①BTI(ブリティッシュアメリカンタバコ)

②PM(フィリップモリス

③MO(アルトリアグループ)

JT日本たばこ産業

 

以上4社の

・営業利益率

・営業CFマージン

・配当性向

自己資本比率(2020/5/4追加)

をグラフにしてみました。

 

①営業利益率

 

グラフをご覧ください。

JT以外の3社は基本的に30%

超えとなっています。

営業利益率は本業での儲け具合を表す数値であり、

特にメーカー企業の実力を見るのに適しています。

またJTは海外勢に少し劣りますが、日本国内では相当優秀な数値です。

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営業利益率

ちなみにBTIの2017年の営業利益率が異常に高くなっているのは

レイノルズ社を買収した関係です。特殊要因ですのでバグではありません(笑)

 

またMOの2019年の数値が低いのはJUUL社の減損処理を織り込んだ数値に

なっているからです。減損処理なので実質的にキャッシュが損なわれた

訳ではないので注意が必要です。まぁ数値上は大損失です。

 

②営業CFマージン

 

営業CFマージンは営業キャッシュフローの数値を売上高で除した割合です。

営業CFマージンはこのブログでも散々使ってきましたが、なぜこれが大事なのか

というと、営業利益と営業キャッシュフローとでは”数値の正確性”が違うからです。

 

詳しくは下記書籍を参照にして頂きたいのですが、簡単に申し上げれば

・”営業利益”は会社によって会計方針が違ったりし、公平な数値ではない

・”営業CF”はキャッシュのやり取りであり、金融機関に記録が残る正確な数値である

ということです。

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感想(4件)

 

そのため営業利益率はざっくりと企業の利益体質を見るにとどめ、

企業の実力は営業CFマージンで測ることをオススメします。

もちろんROEとかROAとかEPSの成長率も見ていきたいところですけどね。

 

前置き長くなりました。営業CFマージンの比較は以下の通りです。

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営業CFマージン

これも海外税勢と比べてJTは少し劣っているように見えますが、

年々と改善してきていますね。業績が下がり続けているJTですが、

営業CFマージンが増加傾向にあることは留めておきましょう。

あとは配当金維持ないし1円でも増やしてくれ・・・。

 

③配当性向

 

さてたばこメーカーといえば配当金!!

インカムゲイン狙いの投資家はたばこメーカーが大好きです。

シーゲル教授の影響を受けていることもありますが、

やっぱり決まった月々に入金されてくる配当金の多さは魅力的です。

 

配当性向は1株あたり配当金額を1株あたり利益で除した割合です。

つまり利益の内、どれだけ配当に回したかという数値になります。

言い換えれば”配当余力”でしょうか。企業がこれから先も増配を

続ける体力があるか、を考察することができます。

 

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配当性向

MO(アルトリアグループ)は2019年度にJUUL社の減損処理を行ったのは

先に述べました。MO経営陣の見通しの甘さ、JUUL社への投資は大失敗に

終わりました。JUUL社からの収益貢献が見込めず、EPS成長率の予想などを

下方修正しました。果たして51年連続増配は叶えられるのか。注目ですね。

 

またPMは80%超えが続いており、増配余地が少なくなっています。

営業CFマージンは優秀なんですけどね。配当性向を見ると限界に近くなっています。

 

こうやって見てみると、一番余裕があるのはBTIですね。

上記②営業CFマージンの高さを見ても実力は抜けています。

今後たばこメーカーについてはBTIへの投資を検討するのが無難かもしれません。

ADR銘柄なのでNISAで買えば配当金を無税で受け取れますよ。

 

 

自己資本比率

 

自己資本比率とは?

簡単に申し上げれば

 

「全体の全資本の内、返済不要の資本がどれだけあるか?」

の数値(割合)です。

 

貸借対照表でいうと

「純資産」÷「負債」+「純資産」

自己資本比率が求められます。

 

自己資本比率が高い=財務安全性が高いと言えます。

何故なら「自己資本=返済不要」だからです。

 

自己資本比率が低い、つまり他人資本(負債)が多いのは危険です。

これは分かり易いですね。

 

ではグラフをご覧ください。

BTIとJTが50%付近となっており、

財務安全性は高くなっています。

MOは低下が続いています。

これはJUULのせいでしょうか?

 

PMはマイナス、資産より負債が多いという

債務超過の状態です。

 

しかし②の営業CFマージンをご覧ください。

PMの営業CFマージンは非常に優秀です。

つまり現金収入は非常に潤沢なのです。

 

 

ちなみに時価ベースで純資産を計算すれば

また違う自己資本比率が求められます。

興味のある方は下記ページを参考にしてみて下さい。

 

manetatsu.com

 

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PMは自己資本比率がマイナス

 

 

まとめ

 

以上、3つの数値(割合)を比較してきました。

こうやって数値化してみると、やっぱりBTIが投資対象となり得るかなと思います。

ADR銘柄なのも大きく、インカムゲイン狙いにはピッタリです。

 

PMは増配余地が少なく、MOはJUUL社への投資失敗で増配が続けられるかが焦点。

JTは増配ストップも営業CFマージンは以前として優秀ですが、配当性向が年々上昇中。

 

以上を踏まえて、個人的たばこメーカー投資優先順位を勝手に付けると

 

1位:BTI

2位:MO

3位:JT

4位:PM

 

正直、PMとJTの差は、ドルと円の違い、つまり為替変動リスクを

考慮しただけです。円で買えるJTの方がまだマシかなと。

ただ批判的に書いていますが、利益率などは世界で見ても相当優秀な部類です。

たばこメーカーに集中して投資するのはリスクがありますが、未だに

投資対象としては決して悪くないかなと思います。インカムゲイン狙いであれば。

 

BTIは今後チャンスがあれば投資してみたいですが、ポートフォリオ

これ以上たばこ臭くなるのは、ちょっとなぁ・・・(笑)

 

当面はMOへの投資継続でいくことになると思います。

それではまた!